「共産主義には自由がない」昔からよいく言われていることです。果たしてそうなのか?日本共産党は、この問題で95年の歴史の中でもその都度その都度深めてきました。

共産主義とは本来自由で平等な社会です。マルクスやレーニンは少なくともそう主張してきました。それなのになぜソ連や中国はああなっているのか?

日本共産党は、ソ連が存在していた時から「それは社会主義だからそうなっているのではなく、社会主義の大義から踏み外した結果そうなっている。」そう主張していました。

そして、今の社会主義というのは、まだ生成過程にあり、人類の長い歴史のなかでは、ほんの一時のことである。と、やがて正しい道を歩み始めるだろう、そう主張していました。

しかし、ソ連崩壊によりクレムリンに眠っていたいろいろな文書が手に入るようになり、ソビエトがスターリンの時代に世界分割の秘密協定をヒトラーと結んでいたことなどが明らかになりました。

このような社会が生成期の社会主義といえるのか、かなり共産党の中央委員会で議論になったであろうことは、想像に難くありません。そこで、日本共産党はソ連崩壊後、あれは社会主義ではなく、

その過渡期ですらない、と結論付けたのです。

私は、1979年ソ連がアフガニスタンに侵攻した時から、ソ連を打倒されるべき独裁権力だと見なしていました。ソ連崩壊数カ月前には、あの国はもう終わっていると思っていました。

そしてソ連が崩壊した時には、これで日本共産党の正しさが証明されたと思いました。それが、大多数の日本共産党員の捉え方だったのです。その時は、中央委員会も「ソ連崩壊をもろ手を挙げて歓迎する」

と述べました。

ところで自由と民主主義の問題ですが、これについては、貴重な文書があります。1976年の第13回臨時党大会で採決された「自由と民主主義の宣言」です。それをここに紹介します。

自由と民主主義の宣言

ここにあるように日本共産党は、戦前から徹底した自由と民主主義を要求し、そのために戦ってきたのです。ですから共産主義には自由はないなどという非難は、日本共産党には通用しないのです。

この文書は、1976年に出されたものです。今読んでみてもいかに歴史の先を見ているかが良くお分かりかと思います。